1:5の法則
1:5の法則
「1:5の法則」とは、新規のお客様を獲得するには、既存のお客様の5倍のコストがかかるという法則を言います。
新規のお客様をお店に呼ぶには、第2章で学んだようにSEO対策やリスティング広告、参照サイトから来てもらう必要があります。
例えば、新規客がリスティング広告から来てくれた場合には、広告費がかかります。
またSEO対策のために自分で商品ページの説明文を作り込んだ場合にも時間というコストがかかります。
逆に、一度買ってくれたリピーターさんがブラウザのお気に入りから自然と再来店をして買ってくれた場合は費用はかかりませんよね。
これら金額のコストだけでなく、初回の問合せ対応コストなど時間的コストなども換算してみると、
実際に計算してもだいたい5倍くらいはかかっちゃうんです。
近年では、CPA(※1)の高騰や市場自体が飽和状態となりつつあることから、貴重な貴重な顧客を失わないためにもリピート対策がさらに重要視されてきています。
(※1)CPA(Cost Per Action)とは:
1件の注文にかかった広告費を指します。
(月に10万円の広告費を使って50件のコンバージョン(注文)につながった場合は、CPAは 10万円÷50件=2,000円 となります)
また、CRM(Customer Relationship Managemen)、日本語で顧客関係管理と言われる、顧客満足度と顧客ロイヤルティの向上を通して、売上の拡大と収益性の向上を目指す経営戦略として、ECサイトに限らず着目されてきています。
購入金額と購入頻度も高くなる
また、あなたも初めて買い物をする店よりも、
一度でも買ったことのある店のほうが、
「今回はこれも買っておこう」と購入金額と購入頻度も高くなる傾向があります。
当然ですが、お店への愛着(ショップロイヤリティ)も、もちろんリピーターさんのほうが高いですよね。