「お客様から選ばれるショップには何が必要か?」EC 利用時のサイト選択基準
経済産業省の『電子商取引に関する市場調査 平成25年度』では、
消費者がネットショップを利用して、どのショップで購入したいかという
「EC 利用時のサイト選択基準」では以下のような結果になっています。
「価格が安い」67.7%
「商品数が豊富である」56.8%
「商品の検索/絞込みができる」35.8%
「送料がかからない/安い/割引になる」33.3%
「納期が早い」18.5%
「購入者の評価コメント等を表示する機能が設けられている」18.1%
「在庫が豊富である」15.7%
「商品の詳細情報や開発者・生産者情報が掲載されている」10.6%
... (2013年自国EC利用者(N=1,796))http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140826001/20140826001-4.pdf
国別では
日本人
「価格が安い」67.7%
「商品数が豊富である」56.8%
「商品の検索/絞込みができる」35.8%
米国
「価格が安い」56.1%
「商品数が豊富である」44.3%
「納期が早い」42.6%
中国
「価格が安い」57.4%
「購入者の評価コメント、レビューコメント等を表示する機能が設けられている」36.2%
「商品数が豊富である」30.4%
⇒価格、商品数を除くと
・日本人は第三者のレビューよりも「自分で検索して商品比較をする」傾向にあるのかと思います。
”送料”と”ポイント”では楽天ポイントの影響が大きいのかと思います。
・アメリカ人は amazon の影響が大きいのか ”納期”と”レコメンド”
・中国人は第三者のレビュー、代引き(まだ届く届かないがあるか、カード決済がまだ浸透していないかなど)があるか
が購入意思決定にキーになるのと思います。
それでは国内の自社ECサイトに具体策として活かすには、
例えば、
「送料がかからない/安い/割引になる」
「納期が早い」
に関しての対策は、
・徹底的に競合の送料条件をベンチマークする
・配送希望日の基準時間を指定する
・送料無料条件をうたう
・送料無料(送料込み)商品をアピールして、同梱してもらう
(同時に単価アップを狙う)
また、
「商品の検索/絞込みができる」
に関しての対策では、
・まず、GoogleAnalytics のサイト内検索 でのキーワードを測定する
ショップ内の検索窓で検索したキーワードをチェックできます。
検索キーワードを商品の登録画面の「検索語」で登録ができます。
・検索頻度の高いキーワード、コンバージョンに繋がるキーワードを検索窓周辺に表示する
具体例)
このように「お客様から選ばれるショップには何が必要か?」
をショップ改善のヒントにすることもできます。