購入意思決定を決めるQCD
ECサイトで商品を買うか買わないかの比較検討ポイント3点
QCDとは、
Quality:品質
Cost:価格
Delivery:納期
を略したもの。
ビジネスにおいて重視すべき3つの要素。
これらのそれぞれについて目標を定め、そのための手段を組み立てるのが仕事を進める上での基本となります。
元々は製造業の用語で、生産管理において重視すべき要素を表す用語でした。
もちろんこちらは小売、ECサイトにも言い換えられます。
ECサイトにおいて、
比較検討される仕入商品(特に型番商品)の場合、顧客の購入意思決定(ここで買おう)を決めるポイントに置き換えて考えて見ます。
Quality:品質
(商品自体をさすが、ECサイトではサイト自体の買いやすい動線・デザインやショップの信頼性が当たる)Cost:価格
(価格比較が容易なECサイトでは特にこの価格が決め手になる場合が多い)Delivery:納期
(「土日にほしい」、「父の日やクリスマスの指定日に届けてほしい」といった配送希望日時が決めてになる場合も多い。「あす楽」や「12時までの注文で当日発送!」など納期で勝負する)
この3点が決めてとなる。
飲食点で言うところの「うまい」「安い」「早い」の三拍子 とも言えます。
「Cost:価格」での訴求例
同ブランド商品(仕入・型番商品)の業界最安値を明示することで、購入率アップを狙っています。
「Delivery:納期」での訴求例
実店舗との一番の差となる「納期」。
特に、急ぐ商品(○日までに必要など)の場合に最大の決定権を持つ。
納期を早めるためには、
・商品ストック
商品在庫(ストック)が十分にあること(品切れ・入荷待ちを防ぐ)
そのためには戦略的な商品売上分析をもとにした発注予測をたてる必要がある
・スピード
配送業者の最終集荷に間に合う配送スタッフ・コストが揃っているか
が必要となる。
全国に配送センターを設けるには、大手で無い限りなかなか難しい。
では、大量注文の入る大手にはできないことで、自社にできること
それは、注文数が少ない分、最終集荷ギリギリまで梱包・発送ができる点。
この点を活かした納期提案を行うことが他社との差別化ポイント(USP)の1つにできるかもしれません。